届けたいふるさとの味
- 2015/08/09 06:30
- Category: 郷土料理

山形県庄内地方の郷土料理、「笹巻き」。
リゼロでは、通年、ご注文を承っていますが、
4月末~8月までのご注文を特にいただきます。
もともと、端午の節句の行事食ですが、
贈り物や、おみやげ、人が集まるときのひと品として、
このごろは出番が多いよう。
「お盆に、孫たちが来るから、食べさせたい。」
「遠くに住んでいる娘に贈りたい」
大切な人に食べさせたい、ふるさとの味として、
心に記憶されているのかもしれません。
笹巻きの英訳に、感動したことがあります。
"Rice cakes Wrapped in bamboo leaves"
21_21 DESIGN 企画展 「テマヒマ展〈東北の食と住〉」より
笹巻は、
笹の葉が大きく、青々と柔らかい時期につみとります。
ひとつひとつ、手作業で丁寧に笹の葉を巻き、
もち米を詰め、草の茎で結びます。
3~4時間煮て、
2時間以上冷まします。
そんな手間ひまをかけて伝わる郷土食を、
紹介していただいた展覧会でした。
時間をかけて、
手をかけて、
愛情をかけて、
包まれた、(wrapped)
郷土食。
そんな気がしてなりません。